お正月の子どもたちの楽しみの一つといえばやっぱりお年玉。大人になると親戚の子どもたちに渡したり、自分が結婚して家族が増えると自分の子どもに頂くことも増えてきます。
貰っているだけの時にはそれほど気にすることもなかったけれど、いざ渡す側になると、あれどうしたらいいのだろうってこともでてきませんか?
お札の入れ方など、気になるマナーについて調べてみました。
お年玉のマナーとは?
お札は新札を用意しましょう
結婚式などのお祝い事と同じく、使い古されたお札ではなく、お年玉も新しいお札を入れて新年のお祝いの気持ちを込めます。
新札は銀行へ行けばすぐに交換してもらえます。年末が近づくと銀行も混雑してしまうので、少し早めに行くなど余裕を持って用意しておきましょう。
どうしても用意できなかった場合は、手持ちの中からなるべく折り目の少ないきれいなお札を選べば十分です。
ポチ袋へのお札の入れ方、お札の折り方
ポチ袋へ入れる時は、お札は三つ折りにします。
肖像画がある方がお札の表になるため、肖像画が見えるように置いてそれが隠れるように左側から折りたたみます。
ポチ袋の表を上にして折りたたんだお札をそのまま入れます。すると、ポチ袋から出して広げた時に表側が出るようになるはず!せっかくの新札なので、折り目はキッチリ折らずにふんわりと畳みましょう。
複数枚の場合は重ねて一緒にね。
硬貨の場合も表が上になるように入れます。漢数字や絵柄の方が表、年号がある方が裏です。
お年玉のポチ袋と言えば小さな封筒型が一般的ですが、こんな変わったポチ袋はいかがですか?小さな筒状になっているので、お札に折り目をつけることなく入れることができますよ!
[itemlink post_id=”2085″]
ポチ袋には名前を書こう
兄弟がいると誰のものかわからなくなることもあるので、渡す子どもの名前と、渡した自分の名前も書いておきましょう。
あとで見た時に誰からもらったのかわからなくなるので、書いてあると貰った方の親も助かります(笑)
お年玉の由来と意味
お正月には、その年の神様(歳神様)へ鏡餅をお供えします。
諸説ありますが、その鏡餅には歳神様の魂が宿るとされており、お供え後に家長など年長者が子どもや年少者に分け配っていたのが、お年玉の起源と言われています。
つまりお年玉は、新年の縁起物であり、新しい年の始まりを祝うとともに一年の無病息災を願う意味が込められているものなのです。
江戸時代には、お餅の代わりに商人が子どもや使用人などに金品を配るようになり、現代のお年玉に変化していったようです。
現代では、鏡餅の形のパックの中に個装された丸餅が入っている鏡餅がスーパーでも販売されていますよね。あれは本当に扱いが楽で重宝します(^^)
昔ながらの大きな丸いお餅を重ねた鏡餅は、鏡開きの時にはカチカチに硬くなっているので、そのお餅を木槌でたたいて割るのは重労働だったんですよね…。
お年玉を渡す前にはもう一度中を確認してね!
お年玉のマナーや由来などについてでした。
お年玉を渡す前にもう一度中身を確認するのもお忘れなく!あとで入れようとおもってうっかり忘れてたってことのないように💦
受け取る子どもたちは、お札がどっち向いていようが新札だろうが現金が入っていればそんなこと気にしないでしょうけど、受け取ったポチ袋をそのまま親に渡す子もいます。そんな時に見られても恥ずかしくないようにしたいですね。