猫と警備員さんの攻防戦でも有名な尾道市立美術館で、2019年に「猫」にスポットを当てた絵本の原画展が行われました。猫好きで絵本好きの人にはたまらない展示会!
まるで私のためのような展示会でしたよ(≧▽≦)
今回は、尾道市立美術館で開催された「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」で扱われた「猫がテーマの絵本」をピックアップして紹介します!
猫がテーマの絵本
原画展の中でも特に気になった絵本をピックアップして紹介します。
ネコのチャッピー
ささめやゆきさん。
うまれたばかりの子猫。人間に可愛がられ大きくなり子をうみやがて老いていく。猫の一生。
猫を飼ったことのある人なら、きっと大好きなあの仔のことを思い出す。実際にいた猫のお話し。
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まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん
イラストは片岡まみこさん。
イラストは版画に手で色付けをするという技法で。試行錯誤の末にたどり着いた版画の世界だそう。とてもていねいで色彩がほんわりと可愛らしく、みんな良いお顔です。
表紙の猫さんと目が合う(笑)
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うきわねこ
イラストは牧野千穂さん。
猫さんのほわほわの毛がたまらない。最初のおにぎりを食べるシーンがなんともかわいい。羽のある恐竜と出合うシーンで空の青が吸い込まれるような感覚でずっと眺めていられる。
飾りたくなる絵本。
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11ぴきのねこ ふくろのなか
11ぴきのねこシリーズは大好きで絵本も集めています。読み聞かせにも良く使うけれど、低学年から高学年まで子どもたちはもちろん、先生にもいつも好評(笑)
読み聞かせにも活躍してくれる絵本たち。
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ネコヅメのよる
町田尚子さん。
原画の迫力が素晴らしく、ずっと見ていたくなる魅力のあるイラスト。イラストというより絵画。猫の仕草ひとつひとつが本当に動きや身体をよく観察されていていて、町田さんの「猫が好き」な気持ちがあふれてます。
目線の切り替えの視点が面白い。
表紙のインパクトに惹かれて図書館で借りた絵本。娘も私もとにかくその表紙が気に入って毎晩読んだり眺めたりして、返却後にも忘れられず本屋さんで購入した、お気に入りの絵本です。
人が出てこない猫の世界の「ネコヅメのよる」、少年がちっとも猫に気づかない「いるのいないの」(文・京極夏彦)、充実の2作が出品作です。どちらも #町田尚子 さんにしか描けないフシギで緻密な世界です。猫や人間を取り巻く濃密な背景にもご注目ください。制作時の貴重な資料も展示します!#ニャー展 pic.twitter.com/yYPoIgexAe
— 尾道市立美術館 (@bijutsu1) July 16, 2019
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「ネコヅメのよる」のモデルとなった白木さんのインスタはこちら(≧▽≦)
(町田尚子さんのインスタです💦)
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町田尚子さん挿絵のこちらの絵本「なまえのないねこ」もおすすめ!
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他にもたくさんの原画が展示されていました。それぞれの絵本のストーリーの説明もあり、描いた当時のお話なども。原画では書いてあるものが、実際の絵本になるときには画像処理で消されているなど、とても興味深い展示でした。
展示で原画を見て気になった絵本は、ギャラリーで実際に手に取って読むこともできるようになっていましたよ。
「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」
尾道市立美術館の基本情報や展示会には、15組の素敵な絵本作家さんが参加していました。
「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」の展示会について
絵本に出てくるたくさんの動物たちの中から猫にスポットを当て、15組の作家さんの絵本に出てくる猫たちが一堂に会する展示会。250点に及ぶ原画やスケッチの展示でした。
絵本にはたくさんの動物が出てきます。 中でも猫は人気者です。
本展では、だれもが知っている絵本作家から2010年にデビューした新しい絵本作家まで、15組によるユニークな絵本の中の猫たちを紹介します。
絵本の猫たちはいろんな形をしています。太い線で描かれたり、細い線で描かれたり様々です。リアルだったり、シンプルだったり、一匹たりとも同じ猫はいません。
約250点に及ぶ原画やスケッチ、製作資料から画家の息づかいまで感じることができます。
さまざまな色や形に表現された猫たちを通して、「絵」のおもしろさ、豊かさをお楽しみください。出典:尾道市立美術館HP
絵本好きにも猫好きにもたまらない展示会でした(≧▽≦)
絵本原画ニャー! ー猫が歩く絵本の世界ーの公式図録も刊行!
展覧会に参加している15組の絵本作家さんの原画やスケッチなどを紹介した公式図録が刊行され、会期中の尾道市立美術館で販売されていました。
2021年1月現在もAmazonなどで取り扱われていますよ!
おかざき乾じろさん描き下しの小さな絵本「ねこかしら」付き。展示されている絵本の猫たちの「猫シール」もついた図録、最高に楽しい図録です!展示に使われた原画やストーリー説明はもちろん収録されているのですが、それ以外にも参考作品など展示されていない作品も収録されています。
絵本についてや作家さんについての資料としてもおすすめの一冊です!
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尾道市美術館の基本情報について
休館日 :月曜日(祝日の場合は開館)※不定期閉館日あり
場 所 :尾道市立美術館(広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内))
アクセス:JR尾道駅からバスで3分「長江口」下車、千光寺山ロープウェイ「千光寺公園」へ
H P :尾道市立美術館
尾道市立美術館は千光寺公園のすぐ横にあります。車の場合は周辺の駐車場に停めてロープウェイを利用しましょう。ロープウェイ利用&駐車券提示で割引があるのでお得です。
尾道駅からなら徒歩&ロープウェイでも行けます(≧▽≦)
ロープウェイのりばではお得な「往復乗車券+美術館観覧券」のセット販売もありますよ。
歩いて上がることもできるので、時間があるなら散歩がてら歩くのも良いですね。途中にすてきなお店もあります。運が良ければ猫ちゃんに遭遇するかも!
同時開催『ミニミニ写真展「ゴッちゃんだニャ―!」』
Memories 048『平行線⁈😺 end up without any progress 』(2017/6/21)🎨ちょうど2年前。当時、何を話していたのかニャ。#尾道 #千光寺公園 #尾道市立美術館 #黒猫 #茶トラ #cat pic.twitter.com/Tqqt27u859
— 尾道市立美術館 (@bijutsu1) 2019年6月20日
警備員さんとの攻防で有名になった猫のゴッちゃんのミニミニ写真展「ゴッちゃんだニャー!」も同時開催されていました。こちらは「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」に入れば観覧可能。猫づくし。
現在ゴッちゃんは新しい飼い主さんの元で幸せに暮らしているそうです。良かったね(´ω`*)
絵本好きも猫好きも!
猫好きには特におすすめの絵本原画展「絵本原画ニャ―!~猫が歩く絵本の世界~」をで扱われていた猫がテーマの絵本を紹介しました。
紹介した以外にも図録「絵本原画ニャー! ー猫が歩く絵本の世界ー」にたくさんの猫が出てくる絵本が紹介されています。絵本作成の裏話やラフスケッチなども収録されているので、猫好き絵本好きはぜひチェックしてみてくださいね!