冬の読み聞かせにおすすめ!ほっこり温かい気持ちになれる絵本5選

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絵本・児童書・読み聞かせ
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外で走り回るのも楽しいけれど、寒い冬の日は暖かい部屋で絵本を読んで過ごしてみませんか?雪景色や手袋が出てくる、冬にぴったりの絵本がたくさんありますよ。

今回は、その中でも冬の寒い日にもほっこり温かい気持ちになれそうな絵本を紹介します。

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雪の日をテーマにしたおすすめの絵本

冬と言えば雪。雪景色が印象的な絵本を集めてみました。

「てぶくろ」


「てぶくろ」   福音館書店(1965年)
作:(ウクライナ民話)  絵:エウゲーニー・M・ラチョフ  訳:内田莉莎子

森を歩いていたおじいさん。こいぬと一緒に雪の降る中を歩いているうちに、手袋を片方落としていってしまいました。
そこへ現れたねずみ、「ここで暮らすことにするわ」と手袋の中に潜り込みます。今度はかえるがやってきて「わたしもいれて」と声をかけ「どうぞ」と一緒に入りました。うさぎにきつねにおおかみに、次々とやってきてはみんな中へ。ぎゅうぎゅうづめの手袋は今にもはじけそう。でもまだ誰かやってきていますよ。手袋はどうなるかな??

ウクライナの民話です。
雪の上に落ちたのはとても暖かそうな手袋。その手袋を見つけたねずみが中に入るところからお話は始まります。
後から来た動物たちの「わたしも入れて」の声かけに中にいる動物たちの「どうぞ」のやり取りは、子どもたちの好きな繰り返しのパターン
動物が増えるにしたがって手袋もどんどん大きくなり、梯子が付いたり窓が付いたりと立派な家のようになっていく様子が、大きな挿絵で描かれています。読み聞かせ中もページを開くたびに「窓が付いた!」「ドアがあるよ!」「もう破れそう!」と子どもたちの声が聞こえることも。
反応がある絵本は読み手も楽しく読めますね。
古い絵本ですが、味のある飽きない挿絵で動物たちの表情も魅力的なので長く愛されているのも納得です。園児から低学年におすすめの冬の読み聞かせ定番絵本です。

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「ふゆって どんな ところなの?」

「ふゆって どんな ところなの?」  学研教育出版(2012年)
作:工藤ノリコ

「今夜はご飯をいっぱい食べなさい。春までぐっすり眠れるように。」お父さんぐまに言われてこぐまの兄弟たちは冬眠の準備をしています。歯を磨きトイレを済ませてパジャマに着替え、あったかいお布団にくるまって。
「ねえ、お父さん、ふゆってどんなところなの?」
「冬はとってもおなかがすくところ。さあぐっすりおやすみ。」こぐまたちはスヤスヤ夢の中。ところがお腹が空いて目が覚めちゃった!外を覗いてみると、庭にあるのは雪だるま。おや?よく見ると雪だるまが何だか美味しそう…?!

ふんわり優しい色彩の挿絵の絵本です。雪景色の中に美味しそうな食べ物がいっぱいで、夢がいっぱい広がります。
しっかり食べて寝たはずなのに冬眠の途中で目が覚めてしまったこぐまたち。初めて見る冬の世界に出てみたら、次々と現れる美味しそうなおやつ。食べ歩くこぐまたちがとても可愛いです。アイスクリームの雪だるま、わたあめの木、そしてココアの温泉まで。こんな冬なら寒くても大歓迎ですね!読んでるこちらまでニコニコしてしまいそう。大きなアイスクリームやケーキの絵に、子どもたちも美味しそう!食べたい!と、読み聞かせ中も賑やかになりがちです(笑)
最後のシーンではこぐまたちはまたお布団に入るので、寝る前の読み聞かせにも良いですよ。美味しそうな食べ物の絵がたくさん出てくるからお腹が空いてしまうかも(笑)
特に幼児から低学年におすすめの絵本です。

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「てぶくろをかいに」

「てぶくろをかいに」  金の星社(2005年)
作:新美南吉  絵:いもとようこ

きつねの親子が住んでいる森へもさむい冬がやってきました。初めて雪を見た子どものきつねは、お日さまに照らされてキラキラまぶしい雪にびっくり「目になにかささった」と慌てます。やわらかい雪の上で遊びまわると今度は手が冷たくなりました。
かあさんぎつねは町へ行って、子どもきつねの手に合う手袋を買ってやりたいと思いました。しかし、前に人間に見つかって追われたことがあって怖くて行けません。そこでぼうやに行かせることに。
「おててを片方お出し」そうしてしばらく握ると、ぼうやの手は人間の手になりました。その手でお店にお金を渡して手袋を買ってくるように教えられ、子どもきつねは初めての町に一人で向かいます。

「てぶくろをかいに」は、新美南吉さんの1943年の童話集に収蔵されている古い作品ですが、いろいろな挿絵でいくつもの絵本が出版されています。
その中から紹介したのは、いもとようこさん挿絵の絵本。暖かくて可愛らしい挿絵からは、母さんきつねが子どもきつねを思う温かい気持ちが伝わってくるようです。
いつの時代も親が子を思う気持ちは変わらないもの。お母さんぎつねが怖くて足がすくんでしまう町だというのに、そこへ子ぎつねひとりで送り出すのはとても勇気のいることだったでしょう。
私だったら一人で行かせられるかしら…。

文章は少し多めで、ゆっくり読むと10分はかかります。4年生の教科書には同じく新美南吉さんの「ごんぎつね」が掲載されているものもありますので、習う時期に合わせて読むとより興味を持ってくれるかも。
低学年はもちろん高学年にもおすすめ、寒い雪の日でもほっこり温かい気持ちになれる絵本です。

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「そりあそび」ばばばあちゃんのおはなしシリーズ

「そりあそび(ばばばあちゃんのおはなしシリーズ)」  福音館書店
作:さとうわきこ

雪が降る寒い日、編み物を編んでいるばばばあちゃんのところへ寒い寒いとやってきた動物達。みんなであったまろうとベッドでトランポリンを始めるばばばあちゃんたち。ところが、ベッドの脚が折れてしまいました。そこでばばばあちゃんは…。

人気の「ばばばあちゃんのおはなし」シリーズです。いつも豪快なばばばあちゃんは、何が起こってもいろいろと考えを巡らせて奇想天外な展開に。どの絵本も、読み聞かせでは子どもたちの笑い声で溢れます。楽しく笑えてほっこりする絵本をお探しなら、ばばばあちゃんシリーズおすすめです。

この「そりあそび」は中学校の英語の教科書にも載っているそうです。

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「しんせつなともだち」


「しんせつなともだち」  福音館書店
作:方 軼羣、絵:村山 知義、訳:君島 久子

雪の降る寒い日のこと。「かぶ」をふたつ見つけたお腹をすかせたうさぎ。ひとつは自分で食べて、もうひとつは、自分と同じようにお腹をすかせたろばに食べさせようと持っていきましたが、ろばは留守。なので家にかぶを置いてきました。帰ってきたろばはびっくり!さつまいもを手に入れたばかりだったろばは、かぶは山羊にあげようと思いました。すると今度は…。

食べ物に困る寒い冬の動物たち。見つけた食べ物をお友達にもおすそ分けしていったら、ぐるぐると回っていく。親切なことをすると、回りまわって自分に戻ってくるという優しいおはなしです。

単純なストーリー展開ですが、ともだちっていいなってほっこりするので、低学年の読み聞かせにもおすすめの絵本です。

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寒い冬には絵本でほっこり温まろう

冬の読み聞かせにおすすめの絵本を紹介しました。

どれも雪景色が出てくる寒い冬の日にぴったりの絵本です。暖かい部屋の中で絵本を読んでほっこり温まってくださいね。